女性専用シェアハウス
運営者のブログ集
  2015年7月24日

「 紅葉が見ごろ 」

グッと寒さが深まった。

底冷えする寒さにコートを出し、マフラーと手袋も出番を迎えた。

週末は少し暖かくなる予報が出ている。

あちらこちらの紅葉スポットに、鮮やかな色がつき始め、
いよいよ紅葉シーズンとなった。

今週末が身頃とか、出かけるチャンスかもしれない。

例年通りというか、連鎖反応のように出入りが起こる。

理由はそれぞれであるが、不思議な現象である。

期間をあまり気にしない業者も多いが、
私は出来るだけ長期間住んで頂けそうな方を選ぶようにしている。

理由は幾つかあるのだが、
一番の理由は住人交流の場を提供しているので、長い方が結果は良い。

人件費節約と、
出来るだけ安く提供できる様に、
運営は少人数で行っている。

そのため、出入りが頻繁にあるのはあまり好ましくはない。

長期に住んで頂いていると、
大家と住人さんという関係より少し違い、
私は娘の様に思い、
住人さんは東京の母と思ってくれる親しさになってくる。


心配事があれば、
相談にも乗るしハウス内のことであれば、改善や改良も行う。

個人的なわがままはお断りするが、皆に共通する話であれば聞く。

短期間でハウスを出ようと思っている人は、例え「長期間住みたい」と言っても

何となく経験から分かってしまう。

ほとんどの人は、
嘘をつくのが上手ではないので、
表情に出てしまうのである。

嘘を一度もついた事が無い人は、多分いないだろう。

悪気の無い方便といわれる嘘は、人間関係で必要な時もある。

相手を傷つけないための配慮でありそれを咎める人はいない。

優しさでもあるからだ。

若者でもしたたかな人がいる。

この年齢でどうしてこんなに世間慣れしてしまったのだろうと心配になる。

年齢なりの未熟さがあって、それが可愛いのに。

私のハウスでは、転居してからもお付き合いがある住人さんが多い。

長い間共同で洗濯機やお風呂、
台所などを使ってきた「よしみ」なのであろうか。

同じ釜の飯ではないが、
同じ釜で炊いたご飯を食べている仲間意識なのか、
とても仲良くなっている。

もちろん住人さんの性格の良さでもある。

結婚してお母さんになった、同時期一緒に住んでいた人たちは、
時間を作って交流している。

大家として一番嬉しい話である。

シェアハウスを始める時に、一つの目標があった。

気取らず毎日楽しく生活していたら、きっと友達になれるのではないかと思っていた。

利害関係の無い

友人は、大人になるとなかなか作れないので、そうなって欲しかった。

学生時代は勉強で、社会人になれば業績でいつも競争はある。

会社の同僚で

本当に親しく出来る人は、何人いるだろうか。

表面の付き合いが多い。

ハウス内は競争が無い。むしろ慣れない生活に助け舟を出して、

「私も始めはそうだった」と優しい関係になる。だからいい友人にめぐり逢える。

本当に可愛い、素敵な娘たちである。

2013・11・14
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