「　明るい話題がほしい　」　

爽やかな季節なのに、世間の話題は暗いものばかりである。

覚せい剤事件やパソコンでの遠隔操作をした事件。

漫画による原発事故への描写。何とも自分勝手な行動による事件が多すぎる。

新聞を端から読みながら、明るい話題を探してみた。

昨日はスケートの浅田真央選手が「一年間休養する」と発表した。

その表情は明るく自然で、今は大学に復学している生活だと語っていた。

引退という形にはしていないそうだ。

思えば無邪気な可愛い女の子が、
日本中の期待を背負い長い間競技生活に全てをそそいできた。

友人と遊びに行く時間もなく、連日の練習に励んでいた。

大好きな母親が病に犯されていても、試合に出かけて行った。

どれほど試合を放り投げ出して母の傍に居たかっただろうと思うと、胸が締め付けられる。

運動選手という生活を、早くから選んだので色々な事を犠牲にしてきたに違いない。

浅田選手に限らず、世に若い頃から出ている才能のある人は、
一般人のように自由な時間を謳歌するのは難しいだろう。

一つの事を人並み以上に続けるには、
幾つかの大切な事を犠牲にしながら、
努力も合わせて実行してこそ成し得るものだと思うが、浅田真央もそうだった。

タラソワ元コーチも、橋本スケート連盟の会長も休養を取り、

リフレッシュするのは大切な選択であると述べているが、ゆっくり休み、少し普通の時間も経験し、

自分の才能に改めて気付けば、また戻ってこられると思う。

キャンパスライフも楽しみつつ、

アイスショーにも参加するようなので、スケートを忘れず、

豊かな時間を味わって２３歳らしい生活をして欲しい。

あまり話題には出てこないが、きっと父親も喜ぶだろう。

お姉さんと楽しい旅行もいいし、ショッピングなど普通の生活をしてリフレッシュしてほしい。

２０１４・５・２０

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