「女性用シェアハウスの現状」
シェアハウスが日本の賃貸住宅に参画して10年程になるのでしょうか。
当社では、今年で8年目になりますが、
入居者の生活レベルは比べ物にならないほど、低下してきてしまいました。
私がシェアハウスに出会ったのは、遥か昔1972年になります。
当時はシェアハウスという言葉さえ知らず利用致しましたが、
実に合理的な住宅でした。
1軒の住宅を6人で使い、
食器・家具・寝具など整っておりました。
学生時代には、ユースホステルなる安くて若者が気軽に集える宿を、
幾度となく全国を旅行しながら利用しておりました。
シェアハウスは、旅行ではなく、じっくり腰を据えて生活するのに便利な住まいでもあり、
また利害関係の無い・職場の違う仲間の集まりでありながら、その中に
友情関係が出来上がる不思議な賃貸住宅です。
震災の折には、仲間意識が強くなり、備蓄の水や米など自主的に準備するといった行動が起こり、
たくましさを感じました。
震災により、経済が変化して勤め先を失い実家に戻る人。
再就職をする人。
さらに余震に怯えて、両親の元に戻る人など、様々な人生を見てきましたが、
女性の収入の低さを考えるとシェアハウスは女性向きの住居だと思います。
なかなか自分の好きな物件を見つけるのは至難の業ですが、
ゆっくりじっくり探す事が、良い物件に出会うコツだと思います。
あわてて探しても、住み替えの期日ばかり気になり、
じっくりと探す気持ちにはならないものです。1~2か月掛けて探すと、
自分らしい物件に出会えます。
大家さんとの相性も大切です。普通の賃貸のように、
あまり介入しない大家さんも多いと聞きますが、
仲間に入ったら楽しいものです。
私は、積極的に参加しますが、
でもその距離感はしっかりと保ち、決して入り過ぎない配慮が必要です。
2013.6.22
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