女性専用シェアハウス
運営者のブログ集
   2015年8月1日

「震災の爪跡」

震災から3年が経った。

現地にいない我々は、
すっかり復興が進んでいるものと勘違いしがちだが、
現実はそうではない事を報道で知る。

その中で、明るい話題を見つけた。

少し前に「奇跡の一本松」が復元されたというニュースがあったが、
今度は岩手県

大槌町「蓬莱島」の話題である。

この島は、井上ひさしさん原作の人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルになった所だが、

23年の震災により陸を繋いでいた橋が壊された。

灯台は再建されたが、所有していた漁業組合の破綻により、
第三者に売り渡されそうになっていた。

町のシンボルでもあったので、このほど大槌町が購入する事を決めたようである。

一時代、子供も大人も楽しんだ人形劇を思い出すが、
町は文化財に指定すると言っている。

いずれ橋も架かるだろう。

東日本大震災の被害にあった
卒業生
(私は転出者をこう呼んでいる)もいた。

婚約者の転勤が決まり、
寿卒業となってついて行った先が、
福島原発避難区域で、
しばらくの間連絡がとれなかった。

幸い避難して無事ではあったが、
一箇所に留まれず転々としたらしい。

今は幸せにしている。

出ていったまま、音沙汰のない人もいるが、70%程は卒業後も連絡をくれる。

人との繋がりを維持するには、信頼と努力が必要なので、あえてこちらからは追わない事にしている。

しかし「来る者」は拒まない。

特に若い女性専用シェアハウスはウエルカムである。

慕ってくれる人とは、住んでいた頃と変わらない付き合いが続き、祝い事があれば対応している。

海外に渡った人からのメールや絵葉書も来る。

この仕事をしていなければ、若い人とこれ程付き合うチャンスも無かったと思うので、

女性専用シェアハウスの大家さん業は楽しい。

2013・7・30

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