女性専用シェアハウス
運営者のブログ集
   2015年8月12日

「69回目、終戦の日」

今日は日本が戦争を放棄し、平和を誓った日。

広島・長崎に原爆を投下され、焼け野原となった日本が終戦を迎えた。

話題はそこに集中しがちだが、その5ヶ月前に大きな惨事が東京に起こっていた。

3月10日の「東京大空襲」である。

多くの人が逃げ場を失い、尊い命を落としている。

私は戦後の団塊世代の生まれで、父方の祖父母は牛込で大空襲に遭い命を落としている。

父と兄弟は戦争に駆り出され、妹は地方に疎開していた。

ほとんどの家庭が親子別々の場所で、生き延びていた時代である。

話で聞いていても、経験のない出来事は想像でしかなかったが、

子育て中に本格的に知るチャンスがあった。

いわゆる夏休みの課題である。図書館資料でまとめても良かったと思うが、祖父母の最期を知りたくて子供と調べ回った。

戦争の資料は、江東区と墨田区に多く残されている。

それだけその地区の被害が大きかった事を物語るが、当時の様子を知る程に胸が痛くなった。

一面の焼け野原に戸惑う人々。

真っ赤に焼ける街の中で、水を求め隅田川や仙台堀川に飛び込む人も多数いた。

空から焼夷弾が降る中を、人々は逃げ惑った。

親元を離れ、田舎に疎開していた多くの子供たちが孤児となった。

資料は、江東区 清澄庭園(清澄3丁目)敷地内にある深川図書館の特別室で閲覧出来るが、

貴重な資料ゆえ持ち出しは出来ない。

近くには江戸資料館(白河1丁目)もある。地下鉄 半蔵門線・大江戸線の清澄白河駅が便利である。

墨田区には、国技館奥に「都復興記念館」と「慰霊堂・震災記念館」があり、関東大震災の事も学べる。

駅前には「江戸東京博物館」もある。

公園も多いので緑に触れながら、平和について語るのも一考である。

戦争の論議をしている多くの人は、戦争未体験者である。

少しづつ薄れる戦争の記憶を、悲惨な過去として捉え、安全な日本にして欲しい。

若い女性用のシェアハウス、話題にのることもなく、

毎日の生活が営まれている。

2013・8・15

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