女性専用シェアハウス
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   2015年8月18日

「 親の役割 」

柔道界の不祥事が問題になっていますが、
どの世代にも常識レベルの低下が起こってしまったのでしょうか。

つい最近「ヘリコプターペアレント」なる言葉を耳にして、その意味を知って驚きました。

モンスターペアレントと呼ばれる、学校に苦情を持ち込む困った親の話は、知っておりましたし、

振り回されるPTA活動の経験もありますが、さらにバージョンアップというかパワーアップした親の存在にはびっくり致しました。

ヘリコプターの様に、どこにでもついて行く親の事を指す言葉らしいのです。

つまり、学童を引率する教師のみで行く遠足などにも、車でついて行ってしまう親がいるとか。

これ程までにべったりしているのに躾が出来ていないとは、
もうこれは親側に欠陥があるとしか言い様がありません。

もしかしたら、虐待や育児放棄の増えた現代の世情の根本原因に、

「ゆとり教育」のしっぺ返しが来ているかもしれません。

以前は子供のトラブルが起こると、「家の子ではないですか?」と言ったものだが、
今の親は「家の子ではありません」と言い切るそうです。

ところがその”家の子”が悪さをしていて、親がそれに気付かない。

むしろ気付きたくなく無視する親が出現してきている現状とか。

これこそ本当の「モンスター」だと思います。

シェアハウスに入ろうと見学に来る人の約半数は、親の干渉がうるさくて家を出ようとしています。

若者言葉で言う「うざい」親らしいのですが、この時点で2種類のタイプに分かれます。

Aは、精神的に成長し、親離れしようとしているタイプ。

Bは、何もかも親任せなのに、親をうるさく感じ、逃れたいと思っているタイプ。

Aタイプは何の問題も無いのですが、困るのはBタイプ。

過保護で何もやれない。やろうともしていない。

それには気付かず一人になり自由に勝手な生活をしたい。

洗濯すら出来ない不自由人。

この世代を迎い入れ、アドバイスをしつつ「やれない事は当たり前でなく・美徳でない」。

むしろ人間として「恥ずかしい事」と教え、少しづつ普通に近づけていく日々でもありますが、

だんだん良い方向に進歩してゆく姿を見るのは、嬉しいものです。

一人でも多く、幸せな家庭を持てる娘たちになって欲しいものです。

親も子供と共に成長していかなければ、良い社会にはなりません。

2013.6.25

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