「就職活動のシーズン」
大学卒業予定者の就職活動が本格的に始まった。
何社か受けて、内定を貰えるとホッとするものだが、最近気になる記事を目にする。
内定後、さらに希望の高かった企業からの内定も出た時は、
ほとんどの学生は希望の高い方に決めると思うが、
学生側から内定の取り消しを受けた企業が圧力を掛けてくるという。
企業・学生どちらにも選ぶ権利は存在していると思うが、
トラブルになっている大きな原因は、お互いの思いやりの無さにあると感じる。
景気は回復傾向にあると言われるが、
まだまだ誰もが希望通りの企業に就職できる訳ではない。
すぐに使える優秀な人材は沢山はいないので、各企業は
やっきとなって探している。確保に必死である。
そこでやり過ぎと思われる行動に繋がる訳だが
、確保のために囲い込みや脅し行為もあるといわれる。
圧力をかけたり、家庭訪問もするという。
昔から銀行や金融関係の就職には、必ず近所に
「どんな家庭か、どんな子供か」といった素行調査が行われたものだった。
現代はどうなっているか知らないが、ある程度の調査はあるのだろう。
面接や試験の結果で内定を決めるが、あくまで内定である。
震災の時に、内定をもらえて引越しを決めたお客様が、
内定取り消しになってしまったと、お部屋のキャンセルを願い出てきた。数名いたのだ。
内定は企業の自由で取り消せる。
学生も取り消していいのではないのか。
圧力をかけられたり、囲い込みを行った企業に就職したいだろうか。
こうなると、働く側に違和感が生じ、楽しく仕事は出来ないだろう。
この会社のために働こうという意識はなくなる。
断る学生も、正直に「他が受かったので」と告げ、取り消すのは失礼かも知れない。
嘘も方便というように、上手な言い訳を使ったらよかったのにと思う。
人生は一度きりしか経験出来ない。後戻りは出来ないので、思ったように進むべきである。
必ずしもそうして選んだ会社が、絶対に合う会社でもない。
実際に働いてみて、1年・2年経った後に合わない部分が出てくる場合もあり、
転職する時もあるのが実情なのだ。
社会経験のない学生が、まず社会に出て、色々経験する事が大切なので、
企業も大人の対応をしたらどうなのか。
2013・11・21
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