「先人の知恵」
吹く風が一段と冷たく感じられる気温になってきた。
これから乾燥注意報が毎日のように出され、ぱりぱりの空気となってくる。
乾燥と共に、インフルエンザが暴れだすので、外出から帰ったら、手洗い・うがいは忘れてはならない。
一番単純だがこれが効果大のやり方である。
昔は今より暖房器具が発達していなかったので、加湿という事にあまりこだわっていなかった気がする。
せいぜい濡れたタオルを干す位である。
エアコンが発達し、建物に隙間がなくなったので、暖かさは増した。
しかし、
結露などの問題もあり、湿度対策はなかなか難しい。
加湿器を使えば、喉は楽になるが、カビが発生しやすい状況を作ってしまう。
加湿しないとカラカラになり喉などを傷めてしまうのだ。
昔から利用されている「民間療法」といわれる喉対策が、数点ある。
花梨・ゆず・しょうが・大根などに、蜂蜜や水あめ・砂糖などを加え、
成分を糖分の中に抽出する方法で、なかなか効果があるものだ。
2~3年前にブームになった「ゆず茶」は、茶と言いつつもお茶ではない。
ゆずの皮を千切りにしたものに、蜂蜜や水あめを加え漬け込む。
ポイントは、ゆずの種を一緒に入れる事。
種の中の成分が喉に良いらしい。
1週間経てば出来上がる。保存も出来、そのままジャムのように食すか、お湯で割りホッとレモンのように飲む。
手に入りにくいが花梨は、輪切りにして蜂蜜に漬ける。
これも結構日持ちするので、花梨の出回る時期に漬け込み、保存して飲む。
しょうがは摩り下ろし、マグカップにお湯を入れ、大匙1杯ほどの絞り汁を混ぜる。
そのままでは飲みにくいので、砂糖あるいは蜂蜜を適量入れて飲む。
初期の風邪による喉の痛みに、とても効くし温まる。
大根は1~1.5センチの角切りにして、大根がひたひたになる位まで水あめか蜂蜜を注ぐ。
1時間くらい常温に置くと、大根が驚くくらい皺皺になり縮む。
成分は密の中に出たので、大根は取り出す。
空き瓶やプラスチック容器の大きさに合わせ作ると良いが、他のものに比べると、あまり美味しくはない。
しかし大根は咳止めにもなり、なかなか優れもので、更に直ぐ作れる上、安価である。
冬は蜂蜜が大活躍するので、常備しておくと便利である。
唇の荒れには蜂蜜を縫ってラップをかぶせ、30分くらい置くと治る。
カレーには大匙一杯入れると、コクが出て美味しくなる。
万能選手だ。
昔から言い伝わる先人の教えには、
現代でも充分通じる様々な工夫と知恵があり、関心する。 2013・11・29
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